施術について
施術の流れ
ご来院されましたら...
ドアを開けてどうぞ中へお入り下さい。
1. 受付(待合室)
初診の方
問診票へのご記入をお願いしています。
問診票のご記入内容とカウンセリングを通して、症状の確認を行なわせていただきます。
再診の方
診察券を受付にお出し下さい。
2. お着替え(施術室)
「患者着」にお着替えいただきます。
「患者着」とは、お腹、背中、足(主に膝から下)を出すことのできる上下に分かれたお召し物です。
3. 施術(施術室)
・問診、切診
脈診や腹診を含む触診
・鍼灸施術
お身体の状態に合わせて適切な治療を判断させていただき鍼灸施術を行ないます。
・軽いマッサージ
お身体の状態を確認し整えるための軽擦(けいさつ)
使用する鍼について
当院の治療では、髪の毛ほどに細い鍼(ディスポ鍼/使い捨て鍼)を使用します。
感じ方には個人差があり、また、部位や状態によっては痛みを感じやすい場合もありますので一概には言えませんが、多くの方にとって抵抗の少ない鍼です。
このほか、刺さない鍼もあります。患者さんとお話しながら、それぞれに合った治療方法を選ばせていただきます。
お灸の種類
もぐさは蓬(よもぎ)の葉を乾燥させ、葉裏の細かな毛のみを取り出し精製したものです。もぐさの熱は身体に良く浸透して、自己治癒力を高めてくれます。
お身体の状態に合わせてお灸を選びます。以下にいくつかご紹介します。
◆台座灸(だいざきゅう)
もぐさが台座の上に乗っているもので、肌に直接もぐさが接しないソフトな温感のお灸です。裏がシールになっており、肌に貼り付けて点火します。手軽にできるので、ご自宅でのセルフケアにもお勧めです。大抵の場合、効果は鍼よりもゆっくりと発揮されます。
◆点灸(てんきゅう)
肌に直接もぐさを据えるお灸です。米粒サイズととても小さいものです。チクッという鍼のような熱刺激を与えることができます。まれに、水泡や灸痕ができることがあります。
◆竹の輪灸(たけのわきゅう)
5㎝程度の竹筒にもぐさを詰めて点火し、温めた竹を肌の上に転がしながら、冷えた所や弱っている部分を整えるのに用います。コロコロと竹を転がされる心地良い感覚もお身体の修復を後押ししてくれます。体に匂いが残ることがあります。
◆棒灸(ぼうきゅう)
もぐさを紙で巻いて棒状にしたものに火を点け、体表に近づけて患部を遠くから温めます。冷え・血行不良による足腰などの疲れを取り除き、身体全体を修復へと導きます。じんわりと身体が温まっていくのを感じることができます。体に匂いが残ることがあります。(施術者の左手で温度を計りながら体表からの距離を調節しています。)
◆灸頭鍼(きゅうとうしん)
患部に鍼を刺し、鍼の頭に丸めたもぐさを付け点火します。弱った部分を遠火で広範囲にじっくり温めることができます。鍼と灸の両方の効果が期待できます。
鍼灸の適応症について
公益社団法人 日本鍼灸師会〈鍼灸の適応症〉をご覧ください。
【今までの治療例】
頭部:頭痛、眼精疲労、顎関節症、円形脱毛症
頚肩部・上肢:頚肩腕症候群、椎捻挫後遺症、五十肩、肩こり、手指の痺れ
体幹(背部・腹部):背腰部痛、胃痛、逆流性食道炎、慢性膵炎、便秘、下痢
下肢:膝痛、ランナーズ膝、下腿のつれ、アキレス腱炎、足底痛、外反母趾、足の冷え、細絡(細い血管が皮膚表面に多数見えているもの)
全身症状:慢性疲労、過労による倦怠感、冷え性、血行不良、リウマチによるによる関節痛、坐骨神経痛、自律神経失調症、パニック障害
その他、今まで改善の見られなかった症状に改善が見られたケースもございます。あきらめずにご相談下さい。