暖簾づくり
お陰様にて開業後丸6年を迎える2024年の春、開業時に作った暖簾を作り替えることと致しました。南側に下げており、直射日光や風雨にさらされ、6年でボロボロになってしまったためです。
草花堂のロゴマークにしているどくだみで染めるため、どくだみを採取できるゴールデンウィークの空き時間を利用しました。
麻100%の布を購入し、まずはミシンで暖簾を縫い上げます。今回は洗い替えを含め、2枚作ります。今までの長さのものと、
少々短いものと。
暖簾ができたら、次は染めの作業です。
水で少々薄めた豆乳液に暖簾をつけ、絞って天日で乾かします。(呉汁(ごじる)替わりの豆乳で濃染処理)
どくだみを集め、大きな鍋で煮て、染料液を作ります。
別の鍋に、媒染液を用意します。(錆びた釘で作った媒染液を水で薄めたもの)
染料液の鍋に暖簾を入れて落とし蓋をし、5分位煮て火を止め、30分位置きます。
暖簾を鍋から取り出し、水で軽めに洗い、軽く絞っておきます。
温めた媒染液の鍋に暖簾を入れて10分位置きます。
暖簾を鍋から取り出し、水で軽めに洗い、軽く絞って、再び染料液に入れ、先程の作業を。再び媒染液で、再び染料液で、と繰り返し、その後、しっかり水洗いして、干して乾燥させれば染めは完成です。
と、開業時はここで完成としましたが、7年目を迎えるにあたり、染めた暖簾に、錫(すず)着抜法というやり方で、「草花堂」の文字を入れてみることとしました。開業時に材料を買ったものの、諦めたものです。
まずは型紙を作り、その型紙を色を抜きたい場所に置き、着抜糊をヘラで塗って乾燥させ、スチームアイロンをかけて、水洗いをするというもの。
どうなることかと思いましたが、なんとか完成しました。
お越しの際には、是非ご覧下さいませ。
↓ こちらは、着抜練習のために染めたTシャツです。
果たして着る機会があるのかどうか。
0コメント