西側の看板描き
一年振りに、看板を描くことになりました。
西側の部屋の窓に当たる、夏のきつい西陽を緩和するために、父が白い素敵な日よけをつけてくれ、西側の外観が美しくなったこと、そのために白い戸袋が、何かをそこに描くことを求めているように感じられたこと、西側に新設道路を建設中(延長工事)で、車や人の交通量が増えることが見込まれるためなどが理由です。
日よけを、部屋の中から見ると、こんな感じです。私の仕事部屋が美しく快適になりました。
(鍼灸専門学校時代から活用している、愛用の秋田杉の曲げわっぱのお弁当箱が見えます。)
看板描きは半分は趣味でもあり、私の今夏の楽しみとなりました。
キャンバス?のサイズは、93cm×143cm、過去になく巨大です。また、今回はキャンバスが取り外せないので、現場で描くことになります。それらを考慮したデザインを考えることになりました。下は完成したデザイン画です。
まずは、これを原寸大で印刷し、キャンバスに写すことからスタートです。
印刷したデザイン画をキャンバスに貼り、その下にカーボン紙を敷いて、ボールペンで写していきます。
次に色付けです。乾くと耐水性となるアクリル絵具を使います。
描きやすいように、キャンバスを回転したりできないため、身をよじらせながらの作業となりました。
天気と診療の合間を見ながら、少しずつ描いていきました。
葉脈にはマスキングテープ(黄色)を施します。
草花堂のロゴの部分は、原画に使用した和紙の質感を表現するため、何度も塗り重ねていきます。
大体のイメージが完成したら、葉脈のマスキングテープをはがします。
7月初旬に日よけができ、10月初めに絵が完成するまでの3か月間は、草花堂開業2年目を思う良い時間となりました。そして、それはそのまま、自分で手作りするということの大切さ、つまり、思いを込めるということを、改めて実感する良い機会となりました。
施術も同様です。これからも、私の手から患者さまへ、思いを込めて施術して参ります。
看板描きの間、通りすがりに声をかけて下さいました皆さま、応援して下さいましたご近所の皆さま、ありがとうございました。
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